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マックスプロ(MaxxPro)は、アメリカ合衆国の社の子会社であるインターナショナル・ミリタリー・アンド・ガバメント LCC(IMG)によって開発された4輪駆動の対地雷/伏撃防護装甲車(Mine Resistant Ambush Protected, MRAP)である。 == 概要 == マックスプロは、アメリカ海兵隊で計画された対地雷防護性能を持った装輪式装甲車の開発・調達計画であるMRAPプログラムに応じて開発された装輪式装甲車で、V字型車体、高い車高、装甲化された車体上部を持つ。開発のベースとなったのは同じくインターナショナル社で開発された中型~大型の軍用トラックシリーズであるナビスター 7000トラックで、キャブおよび兵員室は一体化されている。車体装甲部にはイスラエルの社の装甲技術が使用されている。兵員室天面には有人式装甲銃塔のOGPKあるいは遠隔式銃塔のM153 CROWS IIを搭載し、12.7mmM2重機関銃、Mk.19 40mm自動グレネードランチャー、7.62mmM240機関銃などを装着可能である。マックスプロ(MaxxPro)の名称は、マキシマム・プロテクション(Maximum Protectin、最大級の防護)に由来する語である。 マックスプロシリーズの生産、部隊配備は2007年から始まっており、アメリカ海兵隊、アメリカ陸軍、アメリカ空軍に配備されたほか、アフガニスタンにISAFとして地上部隊を派遣した十数ヶ国の軍でも購入され、使用されている。 マックスプロ・シリーズには、基本型のマックスプロ、改良型のマックスプロ・プラス、小型・軽量化を図ったマックスプロ・ダッシュ、があり、更に派生型として救急車型のマックスプロ・アンビュランス、空軍仕様のマックスプロ・エアフォース、回収車型のマックスプロMRVがある。また、ロングホイールベース化されたマックスプロXL、マックスプロ・プラスXLも開発されている。 また、MRAPの防御力を更に向上させるMRAP Expedient Armor Program, MEAP計画により、車体側面に中空式の増加装甲を装着する改良も行われている。マックスプロ・プラスには基本型のマックスプロより大型のMEAP装甲が装着されており、重量増加に対応して後輪がやや小径のダブルタイヤに変更されている。 マックスプロは基本的にMRAPカテゴリーIに該当する車両である。後部兵員室の座席を外すなどする事でMRAPカテゴリーIIの車両として運用する事も可能であるが、アメリカ軍により調達された約5,200両のマックスプロおよびプラス、約800両のマックスプロ・ダッシュのほとんどがカテゴリーIの6人乗り偵察車両として配備、運用されている。MRAPカテゴリーIIの車種であるマックスプロXLも少数調達された。 2010年には、アメリカ陸軍のマックスプロに対して、Electronic Stability Control, ESCの導入計画が開始された。ESCはコンピュータによってサスペンションを制御し、車体姿勢を安定させるシステムの名称である。マックスプロのようなMRAPは地雷の爆風を避けるため車高が高くなっているが、このことによって重心が高く、走行が不安定になる欠点も併せ持っている。ESCはこの問題に対応するもので、2014年から2017年にかけて既存のマックスプロに適応される予定である〔U.S. Army Outfits First Vehicles with Electronic Stability Control ESC - Armyrecognition.com, 26 May 2015〕。 Electronic Stability Control, ESCの導入計画が開始された。ESCはコンピュータによってサスペンションを制御し、車体姿勢を安定させるシステムの名称である。マックスプロのようなMRAPは地雷の爆風を避けるため車高が高くなっているが、このことによって重心が高く、走行が不安定になる欠点も併せ持っている。ESCはこの問題に対応するもので、2014年から2017年にかけて既存のマックスプロに適応される予定である〔U.S. Army Outfits First Vehicles with Electronic Stability Control ESC - Armyrecognition.com, 26 May 2015〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マックスプロ (MRAP)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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